★結論から言うと「ストレスを感じない作図を覚えることです」★

図面の完成には一つ一つの操作の積み重ねが大切である。図面を楽々描ける人は操作そのものに比重を置かないのが基本です。作図するのに戸惑っていたのでは肝心の図面そのものがお粗末におわってしまうからです。スクールでは操作をいかにストレスの感じない方法で作図するかに力点をおいて授業を展開しています。例えば、一つの図形を仕上げるのでも使う操作は少なくても三種類以上はあります。だからその中から使いやすい操作を身につけることが重要です。ケースバイケースと言う人もいますが、もちろんそうですが、ほとんどの場合使いやすい操作を基本とするべきです。例外はほとんどないと言って考えてさしつかえありません。オートキャドの専門誌と言えどもわざわざ手の込んだ作図を紹介しているのが多々見受けられますが、鵜呑みにするのは禁物です。作図感覚の延長上の方法を第一と考えるのが正道だと思います。例えば線分はCAD基本コマンドですが、これにもいろいろな操作をしていて、どれが正しいのか混乱すると思うほどですが、当スクールでは線分コマンドにしてもどれがストレスを感じない方法かを説明してから展開していきます。もちろん選択は生徒に一任しています。絶対これしかないというものでもありませんので。下記に線分コマンドを例にとって解説します。

★一番多く見受けられるのが、Aで右クリックメニューを使いエンターを選択する方法である。標準の設定ではショートカットメニューが出るので、スクールではお奨めしていませんが、やはり人気はあるようです。右クリックメニューのオプションですべてエンターとしている人はよいが、・・・(これを指定するとショートカットメニューは標示されない)。
スクールでは右クリックメニューをインストール時の既定値で運用しています。コマンドの操作の時にオプションがあれば右クリックメニューが表示される仕様です。これを変える人がいますがスクールでは標準仕様を尊重している。なぜなら、便利だし一般的にストレスを感じないからです。
★スクールで一押しなのがスペースキーで確定する方法です。スペースキーで確定して再度同じコマンドを使用する場合も再度スペースキーを押すと復活するからです。確定の右クリックメニューだとストレスを感じるからです。画面上で頻繁に選択するショートカットメニューはなるべく減らすべきだと考えています。オートキャドのホームポジションは右手がマウス、左手がキーボードの上です。だから、コマンドもキーボードで操作するとヘビーユーザーとなりますが、キーボード操作は標準からはずれているので問題外として教えていません。
★キーボードのエンターキーを使う方法もあります。これだとマウスを握っている手を離して操作するのでこれまたストレスを感じます。
ただし、トラッキングを使用しての確定では数値入力してからの続けてのエンターキーなので例外として重宝しています。

CADの上達は・・・・

@任意の点をクリック

Aでクリックして終了するときはスペースキー

@

A

※例えば線分コマンドで線を作図する場合は
最初に1点目をクリックし、2点目で終了するときはクリックしてから
スペースキーを押す、これがキャドステーション仕様になっています。
AutoCadではスペースキーとエンターキーは同じ役割をします。